1805-1808年 ルッカ及びピオンビーノ公国 5フラン銀貨

1805-1808年 ルッカ及びピオンビーノ公国 5フラン銀貨

これは、1805年から1808年にかけて発行されたルッカおよびピオンビーノ公国の5フラン銀貨です。この銀貨は、当時の統治者であるフェリーチェ・バチョッキとエリザ・ボナパルト（ナポレオンの妹）によって発行されました。

基本情報：

•発行国： ルッカおよびピオンビーノ公国（イタリア諸邦）
•統治者： フェリーチェ・バチョッキ (1805-1814) とエリザ・ボナパルト (1805-1814)
•種類： 標準流通貨幣
•額面： 5フラン
•素材： 銀 (.900)
•重量： 25グラム
•直径： 37ミリメートル
•厚さ： 2.4ミリメートル
•製造技術： ミルドエッジ


表面デザイン：
表面にはフェリーチェとエリザの並んだ肖像が右向きに刻まれており、銘文は「FELICE ED ELISA PP. DI LUCCA E PIOMBINO」、彫刻師はジョヴァンニ・アントニオ・サンタレッリ（Giovanni Antonio Santarelli）です。

裏面デザイン：
裏面中央には額面「5 FRANCHI」と年号「1805」が刻まれ、周囲にはオリーブの枝の花輪が描かれています。銘文は「PRINCIPATO DI LUCCA E PIOMBINO」、彫刻師はジョヴァンニ・アントニオ・サンタレッリです。

エッジデザイン：
エッジは平滑で、凸起した植物の図案が施されています。

歴史的背景：
ルッカおよびピオンビーノ公国はフェリーチェ・バチョッキとエリザ・ボナパルトによって統治されました。エリザはナポレオンの最愛の妹であり、1805年に最初のピオンビーノ公女となり、その後ルッカ公国の統治権を獲得しました。1809年には、トスカーナ大公国の管理も彼女の領土に加わりました。フィレンツェに居住する間、エリザは職務を真剣に履行し、兄であるナポレオンから託された領土を細心に管理しました。1814年、エリザはナポレオンの百日天下の間に逃亡を余儀なくされ、最終的にトリエステで亡くなりました。

この銀貨は、当時の貨幣体系を代表するものであり、特にボナパルト家の影響を理解する上で重要な実物です。​⬤

種類···外国貨幣/硬貨

商品の情報